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今年も熱い日が続きますねぇ。
熱い日には「かき氷」だよね~!
最近は色々な「かき氷」があるよねぇ。
フルーツをふんだんに使ったり、氷も天然氷でふわふわだったり。
シンプルなかき氷も美味しいし、食べたことがないようなかき氷も気になっちゃいます
最近は3000円以上するような高級な「かき氷」もあるみたい。
人気もあるジャンルで、「料理」のように色々なアレンジができるようになったんだね。
溶けてしまうからこそそ「一瞬で味わう」、夏ならではの楽しみ方。
夏の物語が「かき氷」からは生まれる!そんな気がします。
今回も熱量がすごい!
溶けちゃいそうです(笑)!
色々なお店が中央線沿線にもあるけど、今回は「かき氷」だけじゃない、独自の魅力も楽しめるお店を探して行ってみない?
いいですねぇ!
実はいくつか気になっている素敵なお店があるんですよ。
1.「かき氷」と「珈琲」
阿佐ヶ谷「ザグリ珈琲」
まず1店舗目はコーヒーのお店巡りでお世話になった阿佐ヶ谷の「ザグリ珈琲」さん。
お休みしていた「かき氷」を今年は再開するそうなんですよ~!
「ザグリ珈琲」さんはコーヒー豆のセレクトから焙煎、抽出、そして機材にもすごいこだわりがあるお店だったよね!
そうそう!
それだけじゃなくコーヒーの説明やメニューなどはフォント(文字)デザインからご自身でされているんだよね。
そんな「ザグリ珈琲」さんのかき氷ってどんななんだろ~!
今年はHPで「かき氷」の案内があるみたいだよ!
「珈琲の応用編」としてのメニュー!
ここに珈琲店としてのこだわりも感じますね。
応用といいながら手回し型、鋼の刃のかき氷機。
「かき氷」としてもこだわってるのは間違いなさそう!
あっ。ラムレーズンが入って子どもには食べられないか~(涙)!
残念~!
でも他にも「かき氷」のお店を巡るなら…、ちょうどよいかも?
阿佐ヶ谷駅から徒歩10分ほど
こんにちは~!
あ!以前来た時になかったテーブルが追加されていますね。
「ザグリ珈琲」の店主、大谷さんがお話ししてくだいました。
こんにちは。
今年は「かき氷」の提供用に内装を変えました。
珈琲のお店なので席数は限られていますが、ご予約席としてお使いいただけます。
「ザグリ珈琲」さんには前回、珈琲の歴史まで教えていただきました!
珈琲専門店の「かき氷」はどのように仕上がっているんですか?
お作りするのでまずは食べてみてください。
これがHPにもあった手動のかき氷機なんですね。
氷が美しい!
LEDを取り付けてあるので氷が宝石のように美しく見えます。
昭和時代からある性能のよいアナログのかき氷機をしています。通常かき氷機の刃はステンレス製が多いのですが、こちらは鋼製のものになります。
「かき氷」の語源は、氷を削る(かく)、ですので削(けず)る「刃」が重要だと考えています。
当店では京都産の天然砥石を使って、私が丁寧に刃を研ぎメンテナンスしています。
「珈琲専門店」でかき氷機の刃を研ぐ店主さんはかなり珍しい?
装着された刃も美しかったです。
手削りの「かき氷」はなんだか嬉しい、安心する気持ちになりますね。
削っていただいている間、ワクワクしてきてそれも夏の思い出になっちゃうような。
キレイなふわふわ氷が積もってきましたね!
何度かに分けて「ソース」などを重ねていきます。
今年は特に天然氷が手に入りにくいようですが、「刃」が良ければ純氷でもふわふわに仕上がり美味しくなります。
ただあまりふわふわだとソースの重さに氷が耐えられないので、程よい厚さの氷になるように調整しています。研いだ刃先は顕微鏡でいつもチェックしていますよ!
食感のアクセントに「ラムレーズン」が入ります。
相変わらず追及されていますねぇ~!
氷の間に珈琲のソース、練乳をかけているんですね。
練乳は2種類使用していて、下は味を濃くしたいので一般的なものを使用していますが、メインで使用しているものは柔らかい味付けのものを専用にお作りしています。
特性の練乳ソース
氷が山になっていくとワクワクしてきますね!
珈琲ソースはどのようなものでしょうか?
コーヒーはグアテマラなどの中深煎りのコーヒーを使用し、使う品種ごとに配合を変えて「かき氷」にあった珈琲ソースを作っています。
「珈琲かき氷」は美味しそうですが、あまり見かけませんね?
当店の場合はドリップコーヒーであれば3杯分のお豆を使っています。
インスタントや市販品のコーヒーなども使えばできるかもしれませんが、美味しく作るためには純粋にコーヒー豆をたくさん使うことになるため…、珈琲屋ならではの「かき氷」なのかもしれませんね。
「ザグリ珈琲」さんの美味しい珈琲をそのまま冷やして氷にして削るなどはしなかったのでしょうか?
それだと氷の場所によって濃度が変わったり、純氷と違い氷の結晶が大きいため溶けるのが早く水っぽい「かき氷」になってしまいます。
まずはおひとつ完成しましたので、どうぞ。
珈琲かき氷 2,000円(価格は変動する場合があるそうです。)シンプルなかき氷ですが、氷の柔らかさや味の濃さのバランスが計算されています。
わ~!
確かに口に入れてみると、ふわっとしたくちどけの氷に珈琲ソースがマッチして最高ですね。あっ、ラムレーズンが入っていることで良いアクセントになりますね!
「かき氷」は溶ける前に一気に召し上がっていただくので、味が短調にならないようにしています。
結構大きなサイズですが、どんどんいけちゃいます~!
普段の珈琲と違いスイーツではありますが、ふんだんに豆を使用しているだけあって珈琲の香りや味わいを感じますね。
まさに珈琲好きの珈琲好きのための大人の「かき氷」ですね!
かき氷屋さんは皆さんやっているかと思いますが、氷の温度を上げてから削っていますのであまり頭がキーンとせずに召し上がっていただけると思います。
こんなに美味しいのに昨年は提供していなかったのですか?
最近の「かき氷」ブームも重なり、夏場は「かき氷屋さん」のようになってしまったんです(笑)。
珈琲専門店としての「かき氷」なので、それは違うなと思って…、ただ今年は再開を望む声もいただき予約制で少し制限をかけて再開しました。それと自分がかき氷機の「刃」を研ぎたくなったこともあります。
「かき氷」を始めるときに、ヴィンテージの器も揃えたそうです。
珈琲の想いとかき氷機への想い、しっかりと感じております!
ただ自分は機械のメンテナンスや焙煎は行いますが、手が冷たいものに敏感で氷が触れないので…、作るのは完全に妻に任せております。
えぇ~!
なんでも追及している大谷さんですが、そんなところに弱点が(笑)!
ひろ美さんも、スイーツから組紐、かき氷まで何でもできちゃってすごいです。
商店街のイベントではシンプルな「かき氷」を店前で提供していたのですが、その時は絶え間なくお客さんが来てくれたので…、大変だったかと思います。
冷たいものをいただいたら…、気になるのが温かいコーヒー。
またぜひお勧めをいただきたいのです…!
すっきりした味わいのウォッシュドであれば3種類ある「ケニア」や「雲南」がお勧めです。
特に豆が小粒な「ケニア(C)」は日本では珍しくとても美味しいです。
フルーティな味わいを楽しむナチュラルであればエチオピアの「ベンチマジ・ゲシャ」がお勧めです。
それとスーパーナチュラルという製法でつくられたエルサルバドルの「ヒマラヤ」もちょうど仕上がったのでいかがでしょうか?
※ウォッシュド・ナチュラルの精製方法については前回のコーヒー時間編でご紹介しています。
前回よりも種類が増えましたが、詳しくそれぞれの特徴が紹介されていますね!
それぞれの豆の味わい、詳細が書かれたカードがずらりと並んでいました。
ほんとだ!
そしてデザインも素敵~!
スーパーナチュラル製法…、こちらも気になりますね。
まだアジア系の豆が紹介できていないのですが、豆の情報、フレーバー、色でランクが分かるようにしています。
精製方法や豆についてのパネルも。
いつも来るたびに勉強になります!
ここまでコーヒーを追求して教えてくださるお店も珍しいですよね~。
せっかくなのでスーパーナチュラル製法の「ヒマラヤ」をいただきたいです!
暑い時期なので「アイスコーヒー」をお願いします。
ドリップしていただいている間にその豆のカードを見ているとどんな味なのか楽しみになりますね!
エルサルバドル「ヒマラヤ」 800円
こちらは前回いただいたナチュラルの「エルパライソ」とはまた違ったフルーティさですね!
酸味のあるベリーのような味わいです。
すっきりとしていながらもしっかり味わえるコーヒーですね!
スーパーナチュラル製法はワイン醸造などに使われるカーボニック・マセレーションという発酵方法などを活用してできた比較的新しい精製方法です。
美味しい珈琲ができるには大変な研究や努力が重なっているんですね。
水出しアイス珈琲 600円
アイスコーヒーもコーヒーの香りやコクを感じて美味しいです。
そして銅マグがずっしりしていて…キンキンに冷えていますね!
こちらの銅マグも厳選して使っています。通常のものより分厚くなっているんです。
「かき氷」と最高峰のコーヒーを併せていただけるのは「ザグリ珈琲」さんならではですね!
珈琲が好きな人はぜひ予約して「かき氷」と「珈琲」どちらも味わってほしいです。
当日は「国際コーヒー鑑定士」をされる金森さんが遊びにいらしていました。これも珈琲専門店ならではです。
かき氷予約HP | https://zaguri.tokyo/zaguricoffeekakigori/ |
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住所 | 杉並区阿佐谷北1-43-6 |
営業時間 | 11時~18時 |
定休日 | 火・水曜日 |
注意事項 | |
HPの注意事項をご確認ください。 |
2.「かき氷」と「お寺」
「珈琲かき氷」と「こだわりの珈琲」もどちらも本気で最高だったね。
「かき氷」専門店が増えたからこそ、「かき氷」以外の魅力も発見できると幸せな気持ちになりますねぇ。
実は八王子の「金龍山 信松院」というお寺には「cafe 金照庵」さんというカフェがあって素敵な「かき氷」やスイーツをいただけるみたいだよ。
「金龍山 信松院」さんは、武田信玄の四女「松姫」さまのお墓がある由緒ある場所なんだって。
なんと!そのような場所で「かき氷」をいただけるんですか?
歴史を感じながらいただくことができたら素敵だよね!
ぜひ、行ってみたいです!
八王子/西八王子「cafe 金照庵」
西八王子駅から徒歩12分ほど。
※駐車場3か所あり。(時期によっては混雑する可能性がございます。)
わっ!素敵な場所。
なんだか心がホッとする場所だね!
「松姫」さまやお寺の由来についても知ることができるね!
「cafe 金照庵」(金龍山 信松院内)
信松院、「cafe 金照庵」の西村さん、江尻さんがお話ししてくださいました。
こんにちは~!
素敵な場所ですね。こちらはカフェになっているのでしょうか?
こんにちは。
以前はブティックと珈琲などをいただくラウンジだったのですが、お寺に来た時に皆さんに気軽に利用してほしいと思い、ブティックと分けて「cafe 金照庵」としてリニューアルオープンしました。
窓からは「信松院」を見ることができる素敵な店内
歴史あるお寺の敷地内で「かき氷」をいただけるなんて…感動です。
「cafe 金照庵」さんの「かき氷」、甘味のこだわりはありますか?
私たちも色々なお店で美味しいものをいただくのが大好きなので、こちらでお出しするものも自分たちが食べたいと思えるものにしています。
何かを減らしたりすることなく、自分たちが納得できるメニュー開発にしています。
美味しいもの好きな方が作る納得するメニュー、間違いない安心感がありますね!
使用する寒天や白玉も毎朝作っています。
当店のパフェは寒天を使っているので、意外と食後でもぺろりと食べていただけますよ。
また、餡子については住職とご縁があった「内藤製餡」さんが厳選した良いものを届けてくれています。冬は「おしるこ」も人気ですよ。
フルーツを色々使っているのもポイントです。時期によってメロンを充実させたり、冬場はイチゴにしたり。
「かき氷」にもたくさんの種類のフルーツを使っています。
かき氷 1,300円(税込)
わ~!和~っ!
この「信松院」さんの雰囲気、そして器も素敵だし、最高の「かき氷」ですね!
時期によって異なりますが、今回は、黄色いスイカ、バナナ、パイナップル、ぶどう、黄桃、いちごのコンポート、黒豆が入っています。そちらに餡子やバニラアイス、抹茶ソースが乗っています。
「かき氷」の裏側、こちらも彩り華やか。
フルーツが細かく切ってあったり、ぶどうも皮を剥いてあったり…、細かいお気遣いが美味しさにつながっていますね。
断面を見ると、フルーツなどがぎっしり!
黄色のスイカも甘くて、フルーツのアクセントがたまらないです。
味ももちろんですが、彩りもキレイで元気になりますね!
これだけのフルーツを使っていますので売り切れや限定もあるのでしょうか?
数量限定メニューもやろうと考えたことはありますが、売り切れてお出しできないことがないように、いつでもお客様から「美味しかったよ」と言っていただけるようにしています。
これはリピートしてしまいそうですね。
「かき氷」の他にもお勧めはありますか?
どれもお勧めで悩んじゃいますね~。
どのくらい食べられますか?
たくさん食べられます!
最初にお話しした寒天などを楽しめる「あんみつ」はいかがでしょうか?
あんあんあんみつ 900円(税込)
寒天の食感が感じられて美味しい!
そして果物がこちらも豊富ですね!
こちらにも同じようにたくさん果物を使っています。
あと「桜餡のクロワッサンサンド」もお勧めです。
季節もので本当は春で終わりにする予定でしたが、リピーターさんも多くて今も続けて提供しています。こちらのパンもご縁があったパン職人さんがこのメニュー用に作ってくださっています。桜の餡はチョコレートやイチゴのソースにも負けず、甘じょっぱい感じが美味しいです。
「さくらあんクロワッサン」 1,100円(税込) /珈琲または紅茶のセット1,500円(税込)
わ~、こちらの見た目もかわいいっ!
そしてクロワッサンがもっちり!
桜餡とチョコソースの相性も良いですね!
桜のシーズン以外でも桜餡を使ったメニューがあると嬉しいです!
こちらの「お濃茶」は他であまりないかと思います。
「お濃茶とさくらあん」700円
※さくらあんは現在終了し、「極上つぶあん」が提供されています。
こ、これは抹茶とは違うんですか?
トロっとしているようですが…、これは抹茶ソースのような形ですか?
そうなんです。
しっかりと点てた抹茶は普段なかなかいただくことは少ないと思いますが、こちらは「お濃茶」の名前のとおり、たくさんの抹茶をゆっくり練って作っています。
餡子と合わせるだけだと、苦みと甘さはあるのですが、まろやかさが足りないのでバニラアイスや生クリームを入れています。そしてこちらも桜餡やアイス、季節のフルーツを使っています。
何かを混ぜているわけでなくこのとろみが生まれるんですね。
贅沢に抹茶を堪能できます!
桃やぶどう、美味しい果物も嬉しいですね。
どれも美味しいものばかりです!
甘味以外のメニューでお勧めはありますか?
玄米ご飯で出している「カレー」や「麻辣あんかけ」もお勧めです。
おくら麻辣あんかけ 1,100円(税込)
花椒(ホワジャオ)の香りとオクラのとろみが夏にぴったりですね。玄米の歯ごたえがあんかけと相性抜群です。そしてこちらにはお野菜がたくさん!
こちらには、オクラの他、かぼちゃ、さつまいも、ニンジン、なす、タケノコ、パプリカ、しめじ、レンコン、ジャガイモが入っています。
夏バテにも効果がありそうですね~!
お寺のお勤めもある中、甘味以外のメニューも提供するのは大変ではないでしょうか?
お寺にあるからこそ、安堵できる場所になってほしかったんです。
お参りに来た際に食事もしたい方も多くいらっしゃったので食事も提供するようになりました。今では小さいお子さん連れのご家族や、若い世代の方、ひとりの男性の方お客様も多くいらっしゃいます。
色々な人が訪れてくれることで、よい気持ちの流れになると思っています。
「cafe 金照庵」さんは確かに落ち着いた場所で入りやすいですね!
いつも同じ甘味をリピートしてくれるお客様もいらっしゃいます。
餡子の程よい甘さで、男性の方にもちょうどよいみたいです。
歴史のある場所ですが、この地域、八王子の良さを感じるところはありますか?
時期によって混雑してしまった場合でもお客さん通しで譲り合ってくださったり、小さいお子さんがいても他のお客さんが気遣ってくださったりします。
こちらにいらっしゃるお客様は八王子の方が多いんでしょうか?
「松姫」さまゆかりの場所でもあるので、八王子以外からも歴史がお好きな方もお客様も来ていただけます。
「松姫」さまは婚約が破談になって追われることになり武蔵国横山宿(八王子)の恩方村にあった「金照庵」に辿り着いたといわれています。
「松姫」さまは大変なことは私ひとりでたくさんという優しさがあったとされており、この場所に来てくださる歴史好きの方にも、そういった安らぎや優しさを感じてもらえると嬉しいなと思っています。
「歴史」を感じながら美味しいものをいただける場所はなかなか少ないですよね!
この場所の雰囲気もですが、提供されているメニューからもその気持ちが伝わってきました!
「かき氷」だけじゃない、素敵な時間をありがとうございました!
住所 | 八王子市台町3丁目18−28 |
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営業時間 | 10時30分~16時30分 |
月によって変更がございます。SNS等をご確認ください。 |
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定休日 | 水・木曜、第3日曜日 |
HP | https://shinshouin.or.jp/kinshoan/ |
https://www.instagram.com/shinshoincafe/ |
★8月のプレゼント
今回ご紹介した「ザグリ珈琲」さんのドリップコーヒー無料券(どちらのコーヒーでもOK)を5名様、「cafe 金照庵」さん、後半で紹介する「らーめんとこおりのおやつ ねいろ屋」さん、「梅家」さんで使える商品割引券(1000円分)を各5名様(合計15名様)に、中央線と暮らすアプリの1日1回運試しくじの景品としてプレゼントを予定しています。ぜひご応募ください。