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実は今回は「ふれあい」ができないけど予約ができれば牛さんの「乳搾り体験」ができる場所が八王子にあるんだよね!
「磯沼ミルクファーム」さんだね。
今回は予約でいっぱいみたいで体験できないけど、来年の予約が12月から始まるみたい。
「乳搾り体験」なんてテレビでしか見たことがないから予約してでもやってみたいよね~!
こちらの「磯沼ミルクファーム」さん。
ただ「乳搾り体験」をしているだけでなく牧場としてもいろいろ考えられていて…。
さらにさらに先日もコーヒーでお世話になった「バーゼル」さんの関連店舗があったりと、学びもあり、美味しくもある場所らしいんですよね。
磯沼ミルクファーム(八王子駅)
※八王子駅南口バス乗り場 京王バス「めじろ台駅」行き 「中小比企」下車(片道大人200円) より徒歩1分
わ~!映画に出てきそうな素敵な牧場だね!
牛さんたちがぞろぞろと近寄ってきてかわいい~。
あっちではもぐもぐ何かを食べている牛さんも!
そしてなんだかコーヒーの香りもしますね。
磯沼ミルクファームのの磯沼 杏さんがお話してくださいました。
このコーヒーの香りは近隣へのにおいでの迷惑を軽減するために「コーヒーダスト」や「カカオ殻」などを糞に混ぜ込んでいますよ。
コーヒーが牧場でも活用されているとは驚きです!
こちらはいつから牧場をされているのでしょうか?
戦後まもなく酪農を導入しましたが、その時は「乳搾り体験」のようなふれあいはやっていませんでした。
戦後ということは、70年以上も続けられているんですね。
戦後、アメリカが介入し日本の食料改革がおこなわれ、学校給食など牛乳の普及が進みました。
それまでは麦や米、野菜を作っていましたが、政府による乳牛の貸付事業に手を挙げ、数頭からスタートしたことが、ここ磯沼牧場の始まりでした。
歴史を感じるお話ですね。
数頭からスタートとのことでしたが、こちらには複数の種類の牛さんがいるんですよね?
ジャージー、ブラウンスイス・エアーシャー・モンペリアルド・ミルキングショートホーンといろんな種類の乳牛がいます。
もちろん始めた頃の牛はホルスタインのみで、時代の変化でこれだけの種類になったんです。
時代による変化、何かきっかけがあったのでしょうか?
祖父の時代は「カロリーを支えるための酪農」でした。
それが父の時代になって、変わりゆく都市の中でどういった酪農が求められていくのかを模索する時代になったんです。
そこで、品種の多様性や飼養方法などに工夫をし酪農の面白さや奥深さを共有できるようなオープンファームにしていこうと思ったのが始まりです。
確かに磯沼ミルクファームさんの様々な牛さんたちが、のびのびと気持ちよさそうに暮らしていますよね!
家畜福祉(アニマルウェルフェア)という考え方が最近普及してきました。
これは家畜に心を寄り添わせ、誕生から死ぬまで、ストレスを少なく自由で健康的な暮らしができる飼育方法をめざす畜産のあり方のことです。
このアニマルウェルフェアには基準とすべき5つの項目(動物の5つの自由)があります。
―5つの項目-
- 飢え、乾きからの自由
- 痛みからの自由
- 本来の行動がとれる自由
- 不快からの自由
- 恐怖や抑圧からの自由
父が若いころ研修で行ったオーストラリアでは放牧が当たり前でした。
また現地では多国籍の方々が住んでおり、それに伴い様々な文化や牛の品種があるということを目の当たりにしていました。
父がそこで見たことを、ここでも取り入れていたことで、アニマルウェルフェアという考え方が生まれる前から5つの項目の3つは達成していたんです。
ずっと続けられていたからこそ、牛さんたちの行動、個性にも表れていますよね!
牛さんからも近寄ってきてくれたりしてなんだか嬉しい環境です。
干し草を24時間いつでも食べられるようにしていて、サンゴのフィルターを通したミネラルたっぷりの地下水もいつでも飲めるようになっています。
牛はペットでこそありませんが、ミルクを作ってくれる生活のパートナーであり、どれだけ尊厳を大事にしてあげられるか、どのようにして我々が守ってあげられるかを常々考えていかねばならないと思っています。
牛への愛情があってこその素敵な考え方ですね!
今回はできませんでしたが、予約ができれば牛さんの「乳搾り体験」もできるんですよね?
来年からの予約が12月から始まります。
磯沼ミルクファームは「ふれあい」をうたってはいても観光牧場ではなくあくまで生産牧場です。
一般の方に門戸を開き「牛がどのような暮らしをしているか」「生産者がどのような世話をし牛とともに過ごしているか」を知ってもらおうと思い行っているのが「乳搾り体験」となっています。
なるほど!
観光気分での体験ではなく「牧場を知る」「酪農を知る」ための体験ですね。
そう考えて体験させてもらうとさらに良い経験・勉強になりそうです。
本来は牧場は防疫の観点から、一般人の出入りは好まれません。
一般の人、例えば研修生や小学校の社会科見学の受け入れもしていますが、牧場のルールに従いながら体験や見学をしていただく必要があります。
そういったリスクがあってもオープンにした理由はあるのでしょうか?
私たちはオープンファームの一環として「酪農教育ファーム」の活動を行っています。
どんな意味を持って牧場をしているのか、どんな意義があるのか、どういう仕事をどういった想いでやっているのか、そういったことを地域の方に知ってもらいたいといった気持ちもありました。
それによって人と人とのつながりを増やしていくことも大事だと感じています。
確かにいつもいただいている牛乳や乳製品ですが、知るきかっけ・場所はあまりありませんね。そう考えると都内でこういった体験ができるだけでもとても貴重ですよね。
地域でできる教育活動として「乳搾り」が身近で体験ができるというのは大事なことではないかと考えています。
また教育でなくてもせっかく来て下さったお客様には、乳搾り体験以外でも、エサやり体験など、大事な経験・思い出になるように考えることは日々頭を使っています。
今度は予約して「牧場や酪農について知る体験」をしに来たいと思います!
今日はありがとうございました!
本日体験はできませんが、丘の上にある「TOKYO FARM VILLAGE」で牧場のミルクを使ったメニューなど召し上がっていただけますので是非立ち寄ってみてください。
BASELさんが入っている施設ですね!行ってみます!
TOKYO FARM VILLAGE
この階段を上ると「TOKYO FARM VILLAGE」だね!
素敵な場所だね!
平日でも賑わっているね!
「TOKYO FARM VILLAGE」さんには、「磯沼ミルクスタンド」さん、「FARM BASEL」さんの他に、「中西ファーム」さんという農家さん、焚火を囲んでイベント・マルシェを開催する場所があるみたい!
磯沼ミルクスタンド
みるくソフト(コーン)(480円)
牛乳を感じる濃厚なソフトクリーム。舌ざわりも滑らかです。
りんごサンデー(650円)【期間限定】
みるくソフトを使った贅沢なサンデー。しつこくないミルクの濃厚さの相性が最高でした。
天使のほほえみヨーグルト(1080円)
濃厚なジャージーミルクを1晩寝かせ上部に溜まった濃い部分を厳選使用したヨーグルト。表面がやや固形になっていてチーズのような美味しさです。
ソーセージ(左)(750円)
お肉の味がしっかりしていて食べ応えのあるソーセージでした。
その他、ミルクやヨーグルトを使った焼き菓子も。
お土産にもぴったりな限定バッグ(700円)と巾着(300円)。
FARM BASEL
ビーフストロガノフ(1,800円)
濃厚なミルクを感じるビーフストロガノフ。サワークリームの酸味がアクセントに。
東京ファームヴィレッジバーガー フレッシュハーブ&ヨーグルト(2,300円)
たくさんの野菜が嬉しいバーガー。お肉もパンも程よい柔らかさ、ヨーグルトソースが野菜とお肉にピッタリでした。
牧場のミルクコーヒー(800円)
アイスミルク(580円)
体験がなくても十分に楽しめる場所だったね~!
牧場で食べるソフトクリームは最高だよね!
お土産も買えて大満足です。
また牛さんに会いに来ましょう!
住所 | 八王子市小比企町1673-1 |
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営業時間 | 10時〜20時 |
※土日祝日はFARM BASELのみ9時よりオープン |
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HP | https://www.tokyofarmvillage.me/ |
★11月のプレゼント
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