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A:季節を感じ和菓子の気分!
B:和菓子を素材を味わいたい気分!
創業75年、今も追及し続ける味。和菓子を楽しむお店「吉祥寺虎屋」
もうすぐお花見シーズンですねぇ。
吉祥寺や井の頭恩賜公園も春に向けて賑わってきますね!
やっぱり、花見と言えば…?
そうです、お団子!
「花より団子」の言葉通り、たくさんの和菓子に包まれてみた~い。
花よりお団子がたくさんあるわけじゃないでしょ~(笑)。
し、知ってますよ!
吉祥寺にも和菓子屋さんがありますね。
定番の「桜餅」の人気も高い「吉祥寺虎屋」さんに今日は行ってみない?
「吉祥寺虎屋」さん、ダイヤ街にもあっていつも季節を感じる和菓子が並んでますよね!
「桜餅」食べたくなってきました。さっそく行きましょ~!
「吉祥寺虎屋」 吉祥寺駅
※本日は、吉祥寺駅から徒歩5分ほど、工場と店舗を兼ねた弁天通店にお邪魔しました。
「虎屋吉祥寺」二代目の寺岡さんがお話ししてくださいました。
こんにちは~!
「吉祥寺虎屋」さんの桜餅…、見慣れた桜餅とちょっと違いますが、どういった特徴があるんでしょうか?
桜餅 270円(税込)
こんにちは。
うちの桜餅は袱紗包みといって折り畳むように四角く作っていて、中に求肥が入っているんですよ。それを2枚の桜の葉で挟んでいます。
見た目も春の小包みたいで可愛らしいです~。
桜色のモチモチ生地は優しい柔らかさ、中のこし餡と求肥もその柔らかさと一緒にとろけます!
桜の香りも広がって癖になりそうです。
吉祥寺虎屋さんならではの桜餅ですね!
上品な甘さで…、餡子も美味しいですね!
餡は毎日、こちらのお店の地下で小豆から煮て作っています。※
そこからアイデアが湧いてきて、色々な餡を試したくなるんです。
最近だとハモニカ横丁をイメージした「ハーモナカ」という商品を作ったのですが、こちらはレモンと紅茶を入れた餡になっています。
※煮る作業は重労働だそうです。
「ハーモナカ」は、商工会議所の方からアイデアとお話しがあって開発をスタートしました。
ハーモニカのような最中の形となっていて、金沢のほうで型を作ってもらっています。
餡子の珍しい組み合わせで、お味が気になりますね!
ハーモニカの形も可愛いです!
そういった商品開発はどのようにされているのですか?
開発は古くからの職人と一緒に行っています。
私も新商品なんかを作っているとついつい夢中になり夜中になっていたりするんですよ。
創業75年以上と聞いていましたが…、変わらず開発を楽しんでされているんですね。
素敵すぎますっ!
私どもは吉祥寺で戦後すぐ、昭和24年から和菓子屋を始めました。
ハモニカ横丁から始め、3年後に現在もあるダイヤ街の場所に2つめのお店をオープンしたんです。
もちろん定番商品もありますが、新商品の開発するときは新しい挑戦をしてみたくなりますね。
※会社が昭和24年からで、実際に菓子屋としては昭和21年から始められたそうです。
武蔵野市は昭和22年に誕生した市だから、実際にはそれよりも前から始められていたんですね…!
先代は終戦後は井の頭公園で鯉を釣ったりしていたようなんですが、1年経って「吉祥寺で菓子屋を開く!」と決意したそうです。
もともと戦前から菓子職人として日本を回っていたので腕は良かったそうです。
最初は駅前の露天で「あげ饅頭」を売っていて、その後、ハモニカ横丁へ移転しました。
人気もあり、なかなか借りることも難しい場所だったので、移転できたのは当時の地域の人たちの協力もあったからこそだと思います。
戦後の大変な時代、すぐに行動に移して、75年経った今もこうして和菓子が親しまれていると思うと、感慨深いですね~。
そうですね、戦後はお菓子屋が少なく、先代の技術もあって明治神宮の献上菓子としても使われました。
現在はハモニカ横丁にはお店がないんですよね?
当時のハモニカ横丁は、駅前通り商店街として活気がありました。ただ、スペースとしては狭かったですね。
そのため、平成になってからこちらの弁天通りのほうに工場を移しました。
令和3年に工場だけでなく、飲食を楽しめるスペースとしても改めてオープンしました。
住みたい街や、街歩きとしても人気のある吉祥寺ですが、置いている和菓子など意識していることはありますか?
ダイヤ街にある「吉祥寺虎屋」は小さな店舗ですが、嬉しいことにお客さんからも要望も多くいただきますので、できるだけ種類数は多くするようにしています。
吉祥寺ダイヤ街アルファ店
弁天通り点も気になる商品がいっぱい並んでおりますが、こちらの羊羹も種類がたくさんありますね!
大吉祥羊羹「栗・つぶ・抹茶・こしの4種類」
羊羹は定番でこだわりをもって作っています。大きさが3種類、味は4種類あります。
私の同級生が有名な書道の先生で、この羊羹の「吉祥」を書いてもらいました。いくつか書いてもらって、どれがいいか選ぶことになったのですが、どれも良かったので4つすべて使わせてもらいました。
羊羹も砂糖を控えめで作っているのも特徴です。
確かに一番大きなサイズの「吉祥」の文字は、すべて違いますね~!
サイズとお味のバリエーションが豊富なのも嬉しいです!
抹茶の羊羹ですが、小豆の味をしっかり感じますね!
「ハーモナカ」のお名前も面白いですが、「武蔵野夫人」や「吉祥寺くる~ん」など、気になる商品がたくさんです!
ハーモナカ(6個入) 1,296円
「吉祥寺くる~ん」は吉祥寺に来る?という意味合いもあって作りました。バターやコンデンスミルクも使用した焼き菓子でマーマレードジャムを挟んでいます。それと武蔵野夫人はくるみの入った黄身餡を洋風の皮で包んだお菓子です。
どちらも洋風和菓子でスタートしてから変わらず人気があります。コーヒーや紅茶にも合うのも特徴ですね。
吉祥寺くる~ん(左)/武蔵野夫人(右) 各238円(税込)
「吉祥寺くる~ん」と「武蔵野夫人」!
どちらも洋菓子の良さと和菓子の良さが相乗効果で美味しいです。「吉祥寺くる~ん」はマーマレードのほどよい酸味、「武蔵野夫人」はしっとりした食感の中のクルミのアクセントがたまりません!
お話しを聞きながら商品を見ていると寺岡さんや職人さんの遊び心が伝わってきて楽しく和菓子が食べられますね。
楽しく召し上がるという意味では、「吉祥小槌最中」がおすすめですよ。
「吉祥小槌最中」 ※写真は胡桃入り黒糖餡
こちらは手詰めの最中になっていますので、お客様で最中の皮にお好みの量、餡を入れて召し上がっていただきます。餡は、栗入りこし餡、胡桃入り黒糖餡、丹波大納言粒餡の3種類ご用意しています。餡をすくう木べらも入っています。
わ~!和菓子のパーティーみたいで楽しいですね。
そしてたくさん詰めて安心の餡の量が嬉しい!
楽しいだけじゃなく餡も美味しい!種類も選べるのが嬉しいですね。
「吉祥寺小槌最中」はお土産にしても喜ばれること間違いなしです!
武蔵野市の認定おみやげ品にも選ばれている「吉虎どら焼」もおすすめです。
こちらは能登大納言をふんだんに使用しており、ふわふわではなく、もちっとした生地が特徴です。
それと最近は見た目もキレイな上生菓子が出るようになってきましたね。
吉虎どら焼 270円(税込)
上生菓子 (左:山桜、右:寒梅) 378円(税込)
どら焼きは石川県能登産の小豆なんですね。王道のどら焼きでありながら高級感があります!
餡も商品によって違っていたり、いったいどんな味なんだろうとどれも気になっちゃいますね。
75年の歴史で今も色々な味に挑戦しているからこそ、吉祥寺の新しい定番がどんどん生まれていると感じました!
住所 | 武蔵野市吉祥寺本町1-2-7 |
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営業時間 | 10時~19時 |
定休日 | 水曜日 |