9.4

中央線と暮らす〇〇(まるまる)
和菓子編「三芳野」

2024.04.17
INTRODUCTION
魅力・不思議
見ると食べたくなるお団子やお饅頭。どこか落ち着く日本のスイーツ。 どら焼きに、羊羹、最中に金平糖。見た目も芸術的な煉切り。和菓子って身近だけど実はよく知らない世界。中央線の駅周辺にも老舗の和菓子屋さんがたくさん!和菓子だらかこそ地域とのつながりがあるのかも!いったいぜんたい「中央線沿線の和菓子」にはどんな魅力が隠されてるっていうの?

今日のあなたにおすすめの和菓子は?

あなたにおすすめの和菓子は?
A:季節を感じ和菓子の気分!
B:和菓子を素材を味わいたい気分!

あなたは食事系?甘味系?食べ歩きにもピッタリな変化するお餅「くにたち三芳野~国立市~」

国立駅は開発が進んでますね~。
旧駅舎が残っていたり、街並みも独特で散策が楽しくなりますねぇ。

昔から祭事などで神酒所に鏡餅を納めている「三芳野」さんというお店があるんだよ。
今日はそちらに行ってみようと思って。

ほほ~。確かに「誕生日」や「クリスマス」はケーキのイメージが強いですが、「新年」や「お祭り」、結婚式の引出物も和菓子が使われますね!
シンプルなお団子やお饅頭も和菓子の魅力だよねぇ。

あ、あそこが「くにたち三芳野」さんだよ!

くにたち三芳野」~国立駅~

JR国立駅南口から徒歩12分ほど

「くにたち三芳野」の熊谷さんがお話ししてくださいました。

熊谷さんはこのエリアの国立東坂下商店会の会長もされているそうです。

こんにちは~!わわっ!
「餅助だんご」の看板が…!気になりますね!

うちのお店は「お団子」が一番人気商品です。
国立市商工会が国立ブランドとして認めたものを「くにたちStyle」と認定していますが、当店の「国立もち助だんご」もその一つになります。

くにたちStyle
HP  くにたちStyle  

国立を代表するお団子ってことですね。
どんなところが特徴になりますか?

「もち助」はその場で焼いてからお出ししています。

注文ごとに焼いてもらえるんですねっ!すごい!

ああぁっ!もう焼き目が美味しそうです…。
お味はどのような種類がありますか?

うちの「もち助」にはご飯代わりに食べていただくお味の用意がございます。「食事系」のだんごでは「明太子」「たぬき」「梅のり」「小葱ソース」「醤油」があり、「甘味系だんご」では「みたらし」「小豆つぶ」があります。
注文の半分以上は「食事系」となっているんですよ。

明太子の団子…⁉聞くだけではちょっと想像できないので、早速いただいてもよろしいでしょうか?

●もち助 各種540円(3本)/ 800円(5本)

注文ごとに焼いてもらえるんですねっ!すごい!

明太子

わ~!これは美味しいっ!
明太子ソースにお団子が合うのは…、食感に秘密がありそうです!

うるち米を主原料とした上新粉で作られるお団子が多いのですが、当店は「もち米」を主力にしており、粉ではない「もち米」を100%使いお団子を作っています。
そのためソースの下のお団子を見てもらうと分かりますが、おはぎのように粒が残ったお団子になっていますよ。

たぬき

梅のり

「たぬき」は天かすと甘しょっぱいタレがお団子に合いますね。
串だから、おにぎりよりも食べ歩きやすいし、もち米の絶妙な食感がたまりません。
これは毎日でも食べたいお食事にもなりますねぇ! 

おにぎりも大好きですが、絶対「もち助」選びます!
遠足のお昼が「もち助」だったら元気でそう~!

今年はおにぎりブームがくるそうだから、「もち助」には色々な可能性がありそうですね!

ありがとうございます。
「もち助」には姉妹商品の「クルミ助」があります。
もち助と同じ素材にローストしたクルミを混ぜたものになりますが、健康志向の方にも人気が高いです。

●クルミ助 各種540円(2本)/ 1,200円(5本)

みたらし

小豆つぶ

食事系から食べたけど、甘味系もやっぱり美味しいです!
安心のみたらしのお味!

クルミが加わることで、餡子のお団子とはまたひと味もふた味も違ってきて美味しいですね~!お団子はもちろん小豆も美味しいです!

もち米は「みやこがね」という品種を使用しています。もちろん毎年、収穫や出来が違うので様子を見ながら仕入れ先の方に相談して決めています。
小豆は11~12月になると新物が出てくるので、食べ比べたり、前の年のものと比べたりして、その次の年の小豆を決めています。
年末お店も忙しい時期なので、いつもバタバタしていますね。

「もち助」たちはいつくらいから提供しているのでしょうか?
注文ごとに焼くのは大変ではないですか?

「もち助」を提供し始めて20年近くになります。それより昔は上新粉の一般的なお団子を出していたんですよ。
注文ごとに焼いて提供を始めたころは、お待ちいただくことがお客さんのネックになってしまうところもありましたが、今は皆さんそれを知ってご注文くださっています。

「もち米」にとってもこだわりを感じますが、「もち助」以外にもそれが活かされている商品はありますか?

「のし餅」や「鏡餅」を作る際の当店の特徴として、最初にもち米が吸った水分以外は加水せず作ります。熱いうちに搗き、すぐ冷ますとコシが強く崩れにくいお持ちになります。
一般的な餅つきでは、冷めても柔らかくなるようにお水を足しますが、その変わりコシやもち米の味が薄れてしまいます。

※のし餅 850円(税込) 小豆餡(こしあん、つぶあん)各540円(税込)

●お汁粉で

小豆餡に少し塩を入れたお湯を加え、のし餅を入れるだけで美味しいお汁粉になりました。餅は素材の味を感じ、絶妙な柔らかさと伸びで子供にもおすすめできます。小豆餡ももちろん間違いないお味ですので、セットでぜひ購入してみてください。

「もち助」も「のし餅」も日常的に買いたくなる商品ですね!
「三芳野」さんは国立でお店を始めてどのくらい経つのでしょうか?

創業70周年になります。ちょうど国立の開発が進んでいるときにお話しをいただき、この店舗の近くですが少し離れた場所で開業しました。
国立市内の谷保天満宮例大祭でも神酒所に鏡餅をお作りもしています。

鏡餅は形も美しいですよね、作るのはやはり大変なのでしょうか?

お祭り以外でも子供さんの「誕生餅」など1年を通して、「餅」を作っているので変わらない技術で提供できていると思います。

これだけ「もち米」と向き合ってお作りになっているので、説得力が違いますね(笑)。
季節ごとの商品などもあるのでしょうか?

2月くらいから春の商品が出始めていて、今日も道明寺を販売しています。
こちらももち米らしく粒の食感が楽しめるものになっています。
夏は「水ようかん」や「くずアイス」、秋は栗などを使った「どら焼き」など焼き物、冬はやはり「大福」が人気になってきます。

道明寺(左) 豆大福(右) 各540円(3個入り 税込)

四季を感じられるのも和菓子の素敵なところですよね!
道明寺ももちっと感が美味しいです~!

上生菓子やオリジナルの焼き菓子、定番のどら焼きなども。

あんなに食べたのに「もち助」の他の味も食べたくなっちゃう~!

あんなに食べたのに⁉
って、お菓子としても、ご飯としてもいけちゃうから止めにくい(笑)

国立のソウルフードにもなっている「三芳野」さんの「もち助」には、引き付けられちゃう魅力があるよね!

「食事系の和菓子」、今日は美味しい発見ができました~!ありがとうございました。

ありがとうございました!
(買ってもらって、お家で食べます!)

くにたち三芳野
住所 国立市東2丁目12−2
営業時間 9時30分~13時、14時~16時30分
定休日 月、木定休
HP  https://miyoshino24.base.shop/  
オンラインショップ https://presquile.shop-pro.jp/
Instagram  https://www.instagram.com/kunitachimiyoshino/