7.3

中央線と暮らす〇〇(まるまる)
区役所の食堂・カフェと名所編(番外編)

2024.01.24
INTRODUCTION
魅力・不思議
用事がないとなかなか行かない区役所や市役所。 書類をもらったり提出したり、びしっとしたイメージだったけど、実は食事ができる場所があるみたい! 自分が住んでいない市役所や区役所の食堂にもちょっと行ってみたいし、せっかくならその地域のおすすめスポットも教えてほしい! いったいぜんたい「区役所&市役所」にはどんな魅力が隠されてるっていうの?

1.武蔵野市役所にも食堂が⁉

中野区役所の「満点食堂」さん、杉並区役所の「FikaFika」さん、とても素敵な場所でしたねぇ。

「中野ブロードウェイ」も「杉並アニメーションミュージアム」もずっといたくなる場所だったよね!

ほんとにそうだよ~!また遊びに行こうね!

さらに隣の武蔵野市役所にも食堂があるんだけど、今日はお休みの日なんだ。

え~、残念…!

でも武蔵野市役所の横にある「武蔵野クリーンセンター」がとってもおすすめなんだよ。
実際に稼働しているごみ処理場なんだけど、一般の人も中を見学ができて、定期的にワークショップも開催されているんだよ!

ご、ごみ処理場で⁉

え~!見てみたいです!
ワークショップも大好き!

2-1.エコを考える巨大なクレーンゲーム⁉「武蔵野クリーンセンター」

武蔵野市緑町

武蔵野クリーンセンター

建物も素敵だねぇ!
でも本当にここがごみ処理場で合ってるの?

こんな場所にごみ処理場があるのは不思議だね~。
近くには「NTT技術史料館」さんや「武蔵野総合体育館」、「中央公園」もあるね!

あっ見て!
ちゃんと煙突もあるよ!

階段を上ったところに、一般見学者コースがあるみたい!
さっそく入ってみよう~!

中に入ってもやっぱりごみ処理場だなんて信じられな~い!

見てみて、すごい!でっかいクレーンゲームみたい!
ごみを何度もつかんで~落として!を繰り返してるよ~。

えっ…。何だろう、ごみなのにこんなに楽しく見てられるなんて…。

全く臭いもないのが不思議だね。
それにごみを拾うわけじゃなく、持ち上げて落とすを繰り返すのはなんでなんだろう~。

この作業を繰り返すことで、生ごみのように湿って燃えにくいごみや、プラスチックや紙などの燃えやすいごみを混ぜ合わせて、均一に燃えるようにしているんですよ。

※武蔵野市環境部ごみ総合対策課、クリーンセンター係の方がお話ししてくださいました。

こんにちは!
普段は捨てるだけのごみをこうやって楽しく見たり勉強できるなんて、素敵な場所ですね!

ごみって袋に入れて出せば持っていってくれるし、あまり気にしてなかったけど、住んでいる人やお店から出たごみが集まるとすっごい量ですね!
ここでは市内のごみが全部集まってくるんですか?

ここ武蔵野クリーンセンターには「燃やすごみ」「燃やさないごみ」「粗大ごみ」「危険・有害ごみ」が運ばれてきます。
資源になるものはリサイクル工場に運ばれて、残ったものは「燃やすごみ」と一緒に焼却していきます。

普段、減らしたいと思いながら結構ごみになってしまうペットボトルやお弁当などの容器は、こちらには来ないんですか?

そうですね、ペットボトルやプラスチック製容器包装、ビン、缶などは直接リサイクル工場に運ばれています。

これだけのたくさんのごみを処理している様子を見ると、ごみを出すときにしっかり分別しなきゃって気持ちになるね。

ここで焼却したごみは灰になりますが、それを日の出町にある二ツ塚処分場内のエコセメント化施設に運び、エコセメントに加工し、歩道や道路で使用できるブロックなどにリサイクルしています。

こんなに色々なごみを灰にするのってすごい!

ここではクリーンセンターのすべての装置の運転状況を24時間監視している様子をモニターで見ることもできます。
さらにその日のごみの焼却量や発電量について等、ガラスをタッチすると情報を見ることもできるんですよ。

下の4つのマークをタッチすると上部に情報が表示される。

わっ!発電もできているんですね。

そうなんです。焼却炉でごみを燃やす熱で、「蒸気」を発生させ、「電気」をつくっています。
「電気」は、このクリーンセンターの他に、近くの「武蔵野総合体育館」などで使用している他、市内の小中学校には自己託送※で電気を供給しています。
「蒸気」は「発電」のほか「武蔵野市役所」や「武蔵野総合体育館」に供給して、空調や温水プールの熱源として利用しています。

※自己託送とは発電した電気を電力会社の送電線を使って送電すること

ごみを焼却してさらに電気や蒸気を利用するなんて、とってもエコ!

建物は災害時にも強い設計になっていて、災害があった場合もガスのシステムを使ってエネルギーの供給ができるようになっています。

今後、こういったごみ処理場が増えて、エコで安心安全な街が増えると嬉しいですねぇ。
こちらの施設はいつでも見学可能なんでしょうか?

はい、クリーンセンターは予約不要で開館時間であればいつでも自由に見学いただくことができます。見学者コースを1周するとごみ処理の仕組みを楽しく理解することができますよ。
さらに貸出のタブレットや、ムーコンシェル(対応専属スタッフ)が見学のサポートもしています。

だれでもトイレや授乳室などもあるんですね。そしてとってもきれいな場所だからゆっくり見学できそうです。

ワークショップもあるんですよね!

ワークショップやイベントも定期的に開催しています。
子ども向けのワークショップは年に3回ほど開催しています。
ちょうど今はクリスマスで廃材を使ってリースを作ったりできますよ!

ぜひ参加したいです!

その他にもエコマルシェというイベントは年に2~3回ほど開催しています。
こちらは環境にやさしい暮らしや、ごみの減量について知ってもらうきっかけを作ることを目的としたイベントです。
ちょうど2024年3月にも開催予定となっています。

エコマルシェの様子
2023年11月開催のHP  https://mues-ebara.com/event/info.php?id=143  

通常の見学者コース以外の場所にも入れるのすごい!

おもちゃの病院や、おもちゃや絵本の交換会も素敵な取り組みですね。

クリーンセンターの屋上には「ベジタブルガーデン」と「リサイクルガーデン」があり、「ベジタブルガーデン」では生ごみ堆肥を使用して無農薬野菜の収穫を体験することができます。
10月には「オープンハーヴェスト」というイベントで、収穫された野菜を使い地元のシェフが調理したり、地産地消や食品ロスを減らす料理方法などを体験できるワークショップを開催しています。
また「リサイクルガーデン」では屋上でありながら自然の状態に近い草地を作り、身近にみられる動植物について専門家の方から話を聞けるワークショップも開催しています。

屋上の様子、江戸東京野菜の「ノラボウナ」も。

屋上は普段、見学はできませんが、天気が良ければ日曜日に観察会を実施しているので、このときにはどなたでも屋上を見学できます。

下から上までとってもエコ!
そしてクリーンセンターをぐるっと見ただけで、ごみを出すときのこと、考え方変わりました!
もっとごみを減らしたり、物を大切にしていきます!

そしてワークショップに参加したいです!

もちろん参加していきましょ~!

2-2.冬休み子どもワークショップ

2023年12月16日~17日の2日間で「子どもワークショップ」が開催されました。

当日は、ガイド付き見学ツアー、スマートフォンを使った妖怪探しゲーム、自由工作、4種類(日別)のワークショップを楽しむことができました。

子どもワークショップ(2023年)
イベントHP  https://mues-ebara.com/event/info.php?id=145  

今日は「クリスマスオーナメント」を作るワークショップが開催しているみたいだから、これに参加してみよ~!枝やドライフラワーなどでオーナメントを作るワークショップ、これも無料で参加できちゃうなんて…。

先生が優しく教えてくれて、道具もあるから誰でも楽しく参加できるね!

見てみて!ワークショップと別に、自由工作のスペースがあるよ。
オーナメントの紐や、飾りつけもさらに楽しくできそう!

廃材やいらなくなったものとは言え…、これだけの材料や道具もそろっていると、なんでも作れちゃいそう!

クリスマスの飾り、もうひとつ作ってみよう!

楽しそうで何よりです(笑)!

3月には「エコマルシェ」もあるそうだから、クリーンセンターさんのHPをチェックしておくと良さそうだね。
今日は色々教えてくださってありがとうございました!

武蔵野クリーンセンター
住所 武蔵野市緑町3丁目1−5
施設開館時間 10時~17時
休館日 毎週火曜日および祝日

※月曜日が祝日の場合は開館、その週の水曜日休館、年末年始

HP  https://mues-ebara.com/  
屋上見学会 毎週日曜日 11:00~12:00

※団体のご予約などは「武蔵野市環境部ごみ総合対策課クリーンセンター係」まで

TEL 0422-54-1221

★ご紹介したお店のおすすめメニューをプレゼント

【前編】でご紹介した「デイリーチコ」さんの8段ソフトクリーム、【後編】で紹介した「FikaFika」さんのカレー(2名様セット)を、中央線と暮らすアプリの1日1回運試しくじの景品としてプレゼントを予定しています。ぜひご応募ください。

【前編】【後編】区役所の食堂・カフェと名所編

【前編】では中野区役所にある「中野満点食堂」さん、そして「中野ブロードウェイ」、【後編】では杉並区役所にある「FikaFika」さんと、「杉並アニメーションミュージアム」の魅力をご紹介します。