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ウズベキスタンの食文化に触れられる、大使館公認のお店「キャラバン」
【西荻窪】ウズベキスタンワインショップ キャラバン
思い出したんですっ!
先日、盛り上がった「中央線ビールフェスティバル」と同時開催していた「中央線はじまるしぇ」で、珍しいパンが売っていたことを!
え~!急にだね!
だって「ウズベキスタン」の珍しいパンやワインを置いていて…、ワイン飲んじゃおうかなって迷ってたから…。
ワインなのかい(笑)!
でもでも、パンも不思議な形をしていて、とってもおいしそうだったんですよぉ。
それは西荻窪の「キャラバン」さんのお店だね。
日本でも珍しいウズベキスタン大使館公認でワインやパンを扱うお店みたい。
皆さん、ちょっと体験したことがないパンも食べてみたいと思いませんか?
ワインは飲めないけど、珍しいパンは気になるね!
それじゃあ、早速いってみようか!
西荻窪は駅前からちょっと他の駅とはひと味違う感じがするよね。
オープンな飲食店さんが並ぶ道を、高校生が登下校する風景は他ではなかなか見られませんねぇ(笑)。
そんな道を少し歩くと…、見えてきたのが今日の目的のお店「キャラバン」さんだよ。
こんにちは~!こちらのお店でウズベキスタンのパンを食べられますか?
あとワインもあると聞いたのですが…。
こんにちは!
こちらはウズベキスタン共和国大使館公認のワインやパンを扱うお店です。
先日、武蔵境での「中央線はじまるしぇ」で見かけて気になっていたんです。
ウズベキスタンのパンって珍しいですよね?
はい。イベントでもお客さんからは見た目も特徴的で珍しいと反応していただいていますよ!
ウズベキスタンのパンで代表的なものは「ノン」と言われるシルクロードの広い範囲で食べられている主食用のいうパンです。
そうそう、これです!
ちょっと不思議な模様していますよね。そして結構大きいパンですね~!
日本では大きいサイズとして販売していますが、現地だと1枚を家族全員で食べるのが普通なので、これでも小さいと言われるんですよ(笑)。
パンの模様は空気を抜いて膨らまないように、型で押さえてできるものです。
型押しはウズベキスタンから仕入れてお店でパンを作っていますので、花柄などの模様も再現されています。初めて見たお客さんはやはり模様を見るととても喜んでくださいますね。
見た目が特徴的で可愛らしいですが、パン生地としては甘かったりするんでしょうか?
どちらかというと塩味が効いていておかずに合わせやすいパンですね。
焼き方も一次発酵したらすぐに焼くため、みっちりモチモチといった食感になっています。
そのため固めのハード系パンがお好きな方もよくリピートしてくださいますよ。
主食としてのパンなので、そのままトーストして食べていただいたり、オリーブオイルやチーズで食べるのもおすすめです。
食べるのが楽しみになってきました~!
その他にもパンは種類がありますか?
「サモサ」と呼ばれるサクサク生地に、味付けしたお肉や野菜を入れたものがあります。
インドでもサモサはありますが、揚げて作っていて、具材はお芋など野菜がメインになります。
ウズベキスタンでは、揚げずに焼いていて、生地はパイ生地仕立てになっています。具材も肉がメインでミートパイのような感じですね。お店では羊肉、鶏肉、ホウレンソウ&チーズの3種類を提供しています。
あとは「グシノン」という羊肉入りの「ノン」などがあります。「グシ」は肉という意味で肉パンですね。
美味しそうですね~!
これらはお店で頂いたり、お持ち帰りもできるんですか?
もちろんです。
お持ち帰りの場合は冷凍のものでお渡ししていますが、美味しく召し上がる方法についても一緒にお渡ししています。
ちなみに…、どうしてウズベキスタンのパンなどを日本で販売をされるようになったんでしょうか?
最初は現地で飲んだワインが美味しくて、それが日本にないので日本で飲めるようにしたいという想いからです。それが9年くらい前ですね。
ワインの輸入を始め、それじゃあワインを売る場所が必要だね、となって西荻窪の別の場所でワインバーを始めました。
ただここ数年はお酒を楽しみにくい期間だったので、お酒以外のもので、ウズベキスタンのパンの研究・開発を始めました。
現地のパンを研究して再現するのも大変そうですね!
ウズベキスタンのパンやワイン、とても珍しそうですが、これはキャラバンさんだけでしか食べたり飲んだりできないのでしょうか?
ウズベキスタンの知名度はまだまだ低いと思っていて、まずはウズベキスタンの知名度を広めていきたい、興味を持ってもらいたいと思っていていました。パンはお子さんでも食べれるので、色々な人に見てもらえるきっかけになればいいなと思います。
ワインは輸入しているのはおそらくうちだけだと思いますよ!
始めた頃、ウズベキスタンなどの国は、宗教上でお酒がない、飲めないと思っている方も多かったんです。
そういった意味では、最近は少し中央アジアで認知度が上がってきた気がしますね(笑)。
ワインもせっかくなのでいただきたいのですが、ウズベキスタンのワインの特徴はありますか?
ウズベキスタンは果物が豊富な土地で、乾燥した地域でありながらも地下に水脈があり、日照時間も長いため、特に葡萄は強く濃厚な味わいのものが育っています。
その特徴を活かして作られたのがウズベキスタンのワインやブランデーになります。ワインはデザートワインとも言われて甘さを楽しむワインになっています。
葡萄は干し葡萄にしてからワインにするのも特徴ですね。このワインは遊牧民が持ち歩いていたワインです。彼らは添加物など入れる暇もなくて、作ったらそのまま持ち歩くんです。そのため、干し葡萄にして糖度を高めることで酸化するのを抑えていました。さらにアルコールを足してさらに酸化が抑えワインを長持ちさせていたんです。
すごい…!ワイルドなようで、効率的にも考えられたワインなんですね。
今でも一般家庭には葡萄の木があって、葡萄の葉が強い日差しの日よけになっていたり、秋には収穫しておうちでワインを作ったり、生活に欠かせないものになっています。
イタリアやフランスでも干し葡萄の甘い赤ワインはあるんですが、これらは高級品なんですよ。
ウズベキスタンでは普通でも、自然に高級ワインになっていることも面白いですね。
基本はやはり赤ワインなんでしょうか?
これ、実は白ワインなんですよ(笑)。
干し葡萄を使っているので茶色くなっていくんです。
え~!見た感じでは全然わかりませんね。
でも確かにワインの名前もマスカットですもんね(笑)。
お店ではウズベキスタンのワイン以外も色々なワインが楽しめますよ。
おすすめはモルドバのワインで、サペラミという品種のブドウが使われています。ジョージア州で育っている品種なのですが、これがウズベキスタンでも栽培されていて、よく赤ワインでも使われています。モルドバ産のワインではありますが、そういった意味でウズベキスタンと近いワインですね。
2つのワインと…、シルクロードパンを1種類ずつください!
「鶏肉のサモサ」、お肉のおいしさがパンにしみ込んでいて食べやすいよ!
美味しい。
「ノン」はインドのナンより歯ごたえがあって朝食にもあいそうですね。
オリーブオイルとお塩だとワインにもピッタリです。
ワインの「マスカット」は濃厚なデザートワインですね。パンを食べながらも…。相性ばっちりです!
濃厚な味わいなので寒い季節には、ホットにして体を温める飲み方も美味しそうです。
どれも初めての味で、とても美味しかったです!
西荻窪は個性的なお店も多いですが、この場所でお店を始めたきっかけなどはありますか?
もともとずっと住んでいて、当たり前のように西荻窪にお店を出していましたね。
西荻窪は駅を中心に小さな街ですが、その中で個性的なお店が多く、個性を出して生きていくぞというようなお店、濃厚なお店が多い印象ですね(笑)。
西荻窪に住んでいてそういったお店を見ていたからこそ、この街ならウズベキスタンの店が1つできても受け入れられるような気持ちでした(笑)。
街歩きがほんとに楽しい街ですよね~!キャラバンさんも個性的で居心地がとっても良いです!
今日はウズベキスタンについても色々と教えてくださり、ありがとうございました。
住所 | 東京都杉並区西荻南3丁目12−1 日伸地所日伸西荻プラザ 1F |
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営業時間 | 18~24時 |
定休日 | 不定休 |
オンラインショップ | https://misty-caravan.stores.jp/ |
★お店でパンがもらえるチケットをプレゼント
今回ご紹介したお店(前編:ボンシュシュ/ウズベキスタンワインショップ キャラバン、後編:リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー/ボンボン/ブーランジェリ・エクラン)で使用できる1000円相当のチケットを、中央線と暮らすアプリの1日1回運試しくじの景品としてプレゼントを予定しています。抽選で計16名様にプレゼントいたします。ぜひご応募ください。※一部の店舗ではプレゼントするパンが決まっています。