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中央線と暮らす〇〇(まるまる)
クラフトビール編(店舗紹介編・TAKAO BEER TAPROOM)

2023.07.21
INTRODUCTION
魅力・不思議
最近、「クラフトビール」のお店や、駅で「ホップ」を育てているのを見かけます。
気づいたら中央線ビールフェスティバルも開催されているみたい。
いったいぜんたい、中央線と「クラフトビール」にはどんな魅力が隠されてるっていうの?

高尾ならでは、登山と地域に根付いた「最高の一杯」

「高尾駅」TAKAO BEER TAPROOM

高尾といえばやっぱり高尾山!駅には登山やランニングの人たちがいっぱいだね

新宿から中央線で高尾駅まで1時間くらい。
自然と触れ合うにはぴったりの場所だよね~。
高尾ビールさんの運営するタップルームは駅の目の前にあるはずだよ。
「絶対に北口で降りてください」って紹介されたけど…。

※南口から北口への移動は少し大変なのでお間違いなく!

あっ!あそこの2階じゃない!
ご飯屋さんと一緒の場所にあるみたいだよ。

―高尾ビール 栗原さんがお話ししてくれました。―

高尾山と登山とクラフトビール

こんにちは~!
「高尾ビール」さんは「高尾」と地名が入っていますが、なぜこの場所でクラフトビールを始めたのでしょう?

「高尾ビール」代表の池田は登山が好きで、「高尾」なら山が近くなるということでこの場所を選びました。
純粋に「クラフトビール」が好きで、「近くにクラフトビールのお店ができないかな」と待っていたのですが、なかなかできないので2017年に醸造所をはじめました。

高尾といえば高尾山ですよね!
子どもでも楽しめるコースもあって、夏休みにみんなで行きたい場所です!
この場所ならではのこだわりがあるのですか?

海外の登山、トレッキングでは、登山口には必ずと言っていいほどローカルなタップルームがあります。日本でもそうあってほしい、登山の後にビールを飲んでほしいという想いからビールをお造りしています。
登山の際は必ず行動食を持っていると思うので、うちのお店では食べ物はもちこみOKとしていて、ゴミはそれぞれで持ち帰ってください、というこの場所らしい山小屋スタイルでビールを提供しています。

登山のあとで、登山気分のままビールをいただくのは最高ですね~!

自分もこの場所に引っ越してきてから登山を始めたのですが、お客さんとお話ししながら、いろいろと教えてもらったり、交流が生まれているのは最高です。

-常連のお客さんとお話しを楽しむ栗原さん

高尾ビールさんの特徴はありますか?

やはり登山初心者にもやさしい高尾山に合ったというビールということで、個性が強すぎるようなものではなく、飲みやすいクラフトビールを提供するように心がけています。
あとは果物、フルーツエール系が特徴ですね。
近くの農家さんから「果物」をゆずってもらったり、自分たちでも収穫しています。ラズベリーや、最近だと梅も始まりました。今からは桃・ブドウ・梨・ミカン・柚子と、年間20種類ほどの季節に合わせたフルーツビールを造っています。
梨など、たくさんの量を使わないと風味がでない果物もあるので大変なんです。
定番のビール「森は生きている」でも、八王子産のパッションフルーツを使っています。
自分たちは車で1時間程度のエリアをローカルと考え、周辺のものを使わせていただいてビールを造っています。

高尾山のふもとで周辺の果物を使ったクラフトビールが飲めるなんて素敵すぎます!
実際にフルーツ系のクラフトビールは、登山帰りにも相性が良さそうですね。

フルーツ系でも、高尾ビールはこの大瓶が特徴です。
これは瓶内二次発酵といって、シャンパンの瓶にビールを詰めて、瓶の中で二次発酵させ、3か月以上熟成させます。果物と相性がいいサワー系や、ベルジャン系のビールが多いですね。もともとベルギービールは大瓶で出すこともあるんですよ。

-高尾ビールさんのオンラインショップより(Stone Fruits Sour ’23)

デザインも素敵なのでお土産、ギフトにもぴったりですね~!
ワインやシャンパンのような、やさしいデザインのラベルがビールでは珍しく、とても魅力的ですね。

そうなんです。
ラベルも高尾周辺のデザイナーや作家さんと一緒に作っています。
山刺繍作家さんの作品をラベルに使用したり、作家さんと陶芸のワークショップなどご一緒しています。

ビールの陶芸ワークショップ…、好きが詰まっていますねぇ。
早速ですが、高尾ビールさんのビールをいただくならどれがおすすめでしょうか?

高尾ビールのクラフトビール

お店は5種類ほどのビールを提供するようにしています。
基本的な定番は2種類でIPAの「OH!MOUNTAIN」、先ほどお伝えしたパッションフルーツを使ったIPAの「森は生きている」があります。
今回は八王子産のパッションフルーツのIPAと、大瓶で提供もしているフルーツ系サワーのStone Fruits Sour ’23はどうでしょうか?

ちょうど暑い日が続いていたので…フルーツ系嬉しいです!

①「初めにパッションフルーツの優しい薫りが広がるアルマなIPA」
「森は生きている」
②「桃と梅、さらには複数のフルーツが違和感なく味が重なる」
「Stone Fruits Sour ’23」

うちの店はお席から中央線の高尾駅の駅舎が見えるので、それも魅力の一つかと思います。一部を除いては缶に入れてお持ち帰りもできます。グラウラーを持ち込んでいただければ、それに入れてお渡しも可能です。

登山好きのお友達がいるので、早速オンラインショップでプレゼントしてみたいと思います~!

ありがとうございます。
うちのビールは近隣のお店、酒屋さんでも飲んでいただくことができるので、高尾に来る機会があれば、この場所以外でも楽しめますので、ぜひ飲んでみてください。

美味しいビールはもちろんですが、高尾山と登山、お店の窓から見える景色、地元の果物、作家さんのデザインと、この場所を広域で味わい楽しむことができる、素敵な場所でした。

オンラインで注文できる瓶入りのビールはギフトにもおすすめです。

高尾ビール タップルーム
住所  東京都八王子市高尾町1200−1 2階  
営業時間 土曜 14:00~20:00

営業日はSNSなどをご確認ください。 ※訪問時の情報となります。以下よりご確認の上、ご来店ください

HP  https://www.takaobeer.com/  
オンラインショップ  https://takaobeer.thebase.in/  

クラフトビール編

クラフトビール編の本編では、今回紹介した店舗のほかにも、中央線には魅力的なクラフトビールのお店がたくさんあります。クラフトビールについても詳しくなれる情報もたくさんありますので、ぜひチェックしてみてください。